ピアノ運送の料金相場と安く引越しする方法

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「ピアノ引越しをしたい」「家の模様替えでピアノを移動させたい」　とピアノ運送業者に頼んだ場合、どれくらいの費用が必要なんだろうと悩んでいませんか？

ピアノは重量があり、サイズも大きいです。そのため玄関から簡単に移動させることが出来ないので、場合によっては数十万円の費用がかかることもあります。場合によっては、見積もり料金を値引き前提で考えて、最初は高めの金額を提示してくる運送業者もいる、という話を聞いたことがあります。

今回はピアノ運送会社の料金を決める基本価格と、オプション料金相場を紹介します。
お金の払い過ぎを防ぐため、ピアノ運送の料金相場を確認してから業者へ見積もりしましょう。

ピアノ運送 ＜基本料金＞ の相場

ピアノ運送の基本料金は、2項目の合計で料金を算出しています。

ピアノの大きさと重量

まずはピアノの大きさと重さです。これはご存知の通り、大きさと重さは比例します。大きければ大きいほど、移動や配送が難しくなり、運送の技術料金が発生します。それに加えて重くなるので作業員の人数（人件費）も必要となります。

運送業者は見積もりの際、こちらがピアノの型番を伝えることで料金を大まかに計算しています。
一般の人は型番を聞いただけでピアノの重さや大きさが分かる人はあまりいませんが、運送業者はピアノの種類で、ある程度の料金相場（大きさ・重さ）が分かるのです。
ピアノの種類は主に「グランドピアノ」「アップライトピアノ」「電子ピアノ」の3種となります。

種類によっても、重さはある程度分かれています。同じグランドピアノでも一番軽いモデルと重いモデルでは150kgの違いがあるので、大体の重さと料金を把握しておくことが大切です。料金交渉の判断基準にもなります。

移動距離

ピアノの移動距離は基礎運賃と呼ばれ、移動させる距離と時間に応じ、運送業者はあらかじめ設定した料金で計算します。
『普通取引約款』と呼ばれる運送業界の条例に基づき、運賃は全国均一となっていますので法外な値段を請求されることはありません。

ただし、例外として長距離移動の場合は、基礎運賃となる高速道路代金やガス代の他に、拘束時間が長くなるため人件費が割高になる傾向があります。

基本運賃相場

下記は先程紹介しました「ピアノの種類」+「移動距離」をリスト化した相場一覧になります。
基本料金は種類と移動距離さえ分かれば誰でも調べることが出来ますので、是非活用しましょう。

オプション料金

以下の場合はピアノ運送のオプション作業として別料金が発生します。

• 玄関に段差がある
• エレベーターを使う
• 階段を使う
• ピアノを解体して玄関から運ぶ
• 玄関からの搬入出ができない（クレーン・手で吊り上げる）

これらが特殊作業、いわゆるオプションになります。ちなみに搬入出の導線に段差が無く、台車で搬入から搬出までピアノ移動させることが出来ればオプション料金は発生しません。

エレベーター

エレべーターは階層が上がっても追加料金は同じです。使用する場合、6人乗り以上のエレベーターならばピアノの運搬は可能です。ただし、エレベーター奥のトランクルームはピアノ搬入が不可で、利用は出来ません。

階段

階段を使用する場合は、１階上がる毎に追加料金が発生します。アパートやマンションの階段なら問題はありませんが、一戸建ての場合は階段幅が足りないことが多いです。階段を利用してのピアノ搬入・搬出は非常に困難で、場合によってはスペース的に移動不可な場合も多いです。階段1段ごとに料金設定をしているピアノ運送業者もあります。

窓枠が狭いといった理由で、階段からピアノを搬入したい場面があるかもしれませんが、階段幅は最低でも90cm以上必要で、さらに真っすぐな階段でなければいけません。その為ほとんどの場合、ピアノを一旦解体して窓からの搬入となるでしょう。

外段

建物から道路までの階段は『外段』と呼ばれています。外段があると作業員が増える場合があり、追加料金が発生します。こちらは建物内の階段と違い、ピアノ運送業者によって10段毎、9段毎と、料金基準が大きく異なるので、外段がある場合は事前に料金確認をしておきましょう。

クレーン

搬入先が2階などの場合は、クレーンを使用する可能性があります。ちなみに通常のクレーン車を新居に横付け可能な場合、4階までのピアノ搬入が可能です。すぐ横まで移動できない、または5階以上に搬出・搬入する場合は大型クレーンを使用する可能性があります。その場合、追加料金が更に発生してしまうので注意しましょう。

手吊り

道路が狭いなどで、クレーンが使用できなかった場合は手吊りで作業を行います。手すりや塀にロープを架けるので、ある程度の強度が必要となります。当日、クレーン車が入れないことに気付く、というトラブルを防ぐために事前にスペース確認しておくことが大切です。

ピアノ保管

賃貸契約などの理由で、搬出後にピアノ運送業者へ保管してもらう必要がある時は、しっかりと伝えておきましょう。また、しばらくピアノを使うことが無い場合や、建て替え、リフォームなどで家に置く場所がなくなってしまった場合のピアノ保管も可能です。運送以外で利用する場面があるかもしれないので、知っておくと便利です。

解体・組み立て

階段が狭くてピアノが入らない、搬入用の窓枠が小さいため、クレーン搬入ができないといったことがあります。このような場合は、建物の外でピアノの脚部を一旦取り外し、解体をして搬入し、その後に再び組み立てる作業をしなければなりません。

オプション料金相場

オプション料金はピアノ搬入・搬出で特殊作業を行う度に料金が追加されます。
たとえば搬出時に階段から運び、搬入でも階段を利用したら、2つ分の階段オプション料金が加算されます。

ピアノ運送の料金相場まとめ

ピアノの運送料金は基本運賃+オプション料金で計算されています。
「運送業者から提示された見積もり金額が、高いか安いか分からない」と判断がつかない場合、この相場表を確認してください。

安くピアノを移動させる方法

上記を参考にして、ピアノ運送の料金相場を把握していれば、運送業者に見積もり依頼するとき、非常に有利となります。なぜなら、業者が提示したピアノ運送の料金、それが安いのか高いのかが感覚的に分かるからです。例えば１曲の楽譜が￥7,000だった場合、『高い』と分かるようなものです。

さらに、簡単に複数のピアノ運送業者へ見積もりができる、【ピアノ一括見積もり】という無料サービスがあります。こちらのメリットについてご紹介します。

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また、ピアノ運送業者の間で価格競争が生じて費用が安くなりやすい、というメリットもあります。

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