自動車運送取扱事業(じどうしゃうんそうとりあつかいじぎょう)


ピアノ運送用語集

自動車運送取扱事業とは

自動車運送取扱事業(貨物運送取扱事業)とは、道路運送事業の一種です。道路運送法の第2条により「他人の需要に応じ自動車を使用して旅客を運送する事業および、軽自動車を除く自動車を使用して貨物を運送する事業」となっています。その他の道路運送事業としては、自動車運送事業・自動車道事業・軽車両等運送事業などがあり、ピアノ運送業者もこちらに入ります。

この貨物運送取扱事業は、利用運送のみで集配業務などは行わない「第一種貨物利用運送業」と、利用運送とその前後に関わる集配業務とを一貫して行う「第二種貨物運送事業」の2種類に大きく分類されております。第一種貨物利用運送業は登録制であり、第二種貨物利用運送業は許可制となっています。この運送取扱事業は、貨物運送取扱事業法という法律の下で行われていましたが、平成14年6月に鉄道事業法等の一部を改正する法律の制定にも伴い廃止され、平成15年4月より貨物利用運送事業となって新たに施行されました。

ピアノ運送を始め、現在の貨物利用運送事業は経済のグローバル化と共にさらに発展したIT環境に対応しようという取り組みです。よりスピード化やITを活用したサードパーティーロジテクスなどの最適化が進んだ現代の運送事業として、貨物の集荷から配達までを、国内貨物・国際貨物を問わずに一貫輸送する、複合サービス産業へと発展しています。ピアノの運送や引越し技術も、よりIT化が進んでいくでしょう。

お役立ち情報

自動車運送取扱事業は、平成15年4月1日より、「貨物利用運送事業」として新たに施行されました。従来の自動車運送取扱事業は、トラックなどの一般貨物自動車をはじめ、鉄道や船舶、航空などを利用して運送の補完をすることが目的というイメージが強くありました。しかし、新たに施行された法律では、よりスピーディな事業を展開するために、国内外を問わずにそれぞれ最適な手段をITを駆使しています。そして、集荷から配達までを一貫業務として行うサービスへと変化しています。

この業務は、運送業者との委託契約を締結して行われますが、その他にも特定の貨物のみを一貫して行うサービスもあります。例えば、高額でその扱いに最善の注意を払わなければならないピアノの運送や引越しにおいては、専門に行うピアノ運送業者があります。この業者は、大型のピアノ配送から、音色が最高の状態に保てる環境で保管する倉庫業などを行っており、さらに専門知識を持っスタッフがピアノのクリーニングから調律・修理など、ピアノに関する業務を一貫して行っています。ピアノは音色が非常に重要であるため、このようなピアノ運送業者に配送から修繕までを対応してもらうことで、利用者も安心して依頼することができるのです。

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