外段作業(そとだんさぎょう)


ピアノ運送用語集

外段作業とは

引越し用語の中には外段作業という言葉を使う場面が見られます。一般的には住宅のエントランスからトラックまでの距離と状態を事前に把握する方法が行われています。戸建ての場合は、道路に近い位置に玄関が設置されていて、平らな地面で構成されている住宅もあります。この状態では比較的簡単に荷物類をトラックまで移動させることができますが、中にはエントランスから道路に駐車したトラックまでの距離が階段に設定されている場合も見られます。

外段という言葉は荷物の移動時に屋外階段を使う場合に用いります。特にピアノなどの大きな楽器移動の場合、外段の状態次第では費用が上がる傾向にあります。階段の形状や段数によって影響されることもあります。例えば、3段や5段程度の短いものであれば問題が発生する場合は少ないのですが、中には100段を超えているような外段もあり、事前の見積もり時に確認することが必要です。この作業でピアノ輸送を行うならば、通常では2名で作業を進める内容であっても、作業員を増やす場合が多く、安全作業を行う上では大切な項目になります。外段の幅なども影響する場合も多く、台車での作業が困難な状態を指しています。

お役立ち情報

引越しを行うことによって、ピアノ輸送を依頼する方の場合では、基本的には運送業者の作業員が2名で担当します。ピアノはアップライト型であっても重量が約220キロから270キロ程度になる重量物に分類されるので、専用ベルトを使って、肩に掛けた状態で移動します。平らな床面や廊下に対しては、台車移動になり、エントランスからトラックまでの距離については人力で作業を進めています。しかし、外段作業を必要としている場合、階段を台車で移動させることが困難になります。

ピアノは特に振動を嫌う楽器なため、2名の作業員では不足してしまうことが多々あります。外段作業を必要とする物件ならば、見積もりを行う際に注意が必要とされ、事前にしっかりと階段の状態を伝えておくことが必要です。物件によっては異なる手段で作業を進める場合もあります。例えば、クレーンで窓から屋外へ搬出する方法にメリットを得ることができる場合もあります。階段部分を一時的にスロープ状に施す方法もありますが、この点に関しては現実的に不可能な場合も多く、正確に判断できないケースは、専門家によって目視チェックしてもらうことが最適な方法といえます。

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