横持ち(よこもち)


ピアノ運送用語集

横持ちとは

引越しの作業は、まず建物から荷物を搬出して輸送車に運び込みます。続いて、引越し先まで移動し、そして輸送車から建物へ荷物を搬入する作業が基本となります。

引越しにおける横持ちとは、建物から輸送車まで荷物を運ぶ工程のことです。引越し作業においては必ず発生する作業ですが、この作業で、どのくらいの人数が必要になるかも変わってきますので事前確認をする必要があります。場合によっては割増料金をとられることもあり、建物と車両の距離がポイントです。距離が短ければ短時間で作業を終わらせることができますし、作業員の人数も少なくてすみます。しかし、必ずしも搬送車両を建物の近くに駐車することができるとは限りません。

距離が長いと割増料金になることもあります。
搬送車を駐車できる場所と荷物を運ぶ距離については、引越し業者はもちろんのこと、引越しする側もきちんと把握しておいたほうが良いでしょう。マンションや団地などで事前に申請をしておかないとトラックを駐車できないことも少なくありません。引越し当日にそのような事態になってしまえば、想定よりも多くの作業時間が必要になり、スケジュール通りに作業を終えることができないことにもなり兼ねません。

お役立ち情報

横持ちは基本的に作業員自身でおこないます。ところが建物が車の往来の多い道路に面しており、作業車を長時間駐車しておくことができなかったり、道幅が狭いために搬送車を建物の前に駐車できないことがあります。そのような場合は近くで駐車できるスペースを探して車両を停めます。すると、横持ちの距離が長くなるので台車を利用することもあります。

搬送車両までの道路がアスファルトであれば台車を利用します。荷物を台車にしっかり固定すれば、安全かつスピーディーに運ぶことができます。引越し当日に雨が降っていて滑りやすくなっていたり、砂利で敷き詰められた道路などでは台車は利用できません。そのような場合は、荷物を1つずつ手持ちで運ぶことになります。マンションによっては台車が禁止されているところもあります。

いずれにしても横持ちの作業距離が長ければ長いほど作業員は大変な労力を強いられます。台車を使えずに人力でピアノを抱えて移動するのは大変な作業です。また、引越し業者にも横持ち作業の基準ああります。各社それぞれ独自の基準を持っているので、複数社に事前確認してもらい、現場を見てもらったうえで、ピアノ見積もりを比べてみるのが良いでしょう。

ドレージ

ドレージはDrayageと書き、英語でいう横持ちの事です。物流会社や貿易会社によっては横持ちという呼び方より、ドレージという呼び方をする事があります。例えば、貿易会社でドレージというと、主に海外の方からコンテナで輸送されてきた荷物などを、コンテナから取り出さずに、目的地まで陸送するという方法のことを言います。ドレージをすることで、コストと時間の削減が見込めます。ピアノの運送会社でも「横持ち」という言い方ではなく「ドレージ」という呼び方をする業者もあるかもしれません。また、ヨーロッパではHaulage(ハウレッジ)と呼ばれます。

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